日本財団再犯防止プロジェクト

 
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株式会社 慶 大西 慶典 代表取締役 

株式会社 慶  大西 慶典 代表取締役 

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新たに、職親プロジェクトに加わった株式会社 慶(よし)  大西 慶典(おおにし よしのり) 代表取締役は、地元の河内長野に根付いて、建設業を営んでいらっしゃいます。職親プロジェクトを通して、多くの人にこの地で社会復帰を果たしてほしいとの熱い想いをお聞きしました。今年度は、2人の採用を予定しています。(インタビュー2016年6月16日・大阪府河内長野市)

ーーー職親プロジェクトに関心を持たれたきっかけは。

 私の先輩でもある、岩本 剛季社長(株式会社大剛)が、草刈健太郎社長(カンサイ建装工業株式会社)の紹介で、すでにこのプロジェクトに参加しておられ、テレビ番組で何度か拝見させて頂き魅力を感じて、私も挑戦(チャレンジ)したいと思い参加企業となりました。

ーーーこちらの会社はどんな仕事を。

 近畿一円で建造物や造作物を取り壊し、分別して運搬する解体業です。その他、一般土木工事・舗装工事を請け負っております。

 ーーー採用する元受刑者の方の、仕事内容は。

 最初は、軽作業等から重機の手元作業を覚えてもらい、そして経験を積んでから、ダンプカーの運転業務を経て、建設機械の重機オペレーターになってもらいたいと考えています。コミュニケーションを大切にして良く話し合い、いろんな分野を協力してやっていきたいと思っています。

ーーー刑務所や、少年院に出向かれたことは。

 一度「美祢社会復帰促進センター」(山口県美祢市)で、職親企業の方々のプレゼンやグループトークを見学させていただきました。とても参考になりました。

ーーー 一度「×」がついてしまうと、なかなか社会が受け入れない素地がありますね。

 確かに世間は、おっしゃる通りかもしれませんね。だから私は、この社会のお役に立てるように成功事例を創り、この職親プロジェクトの意義やビジョンを広く発信していきたいと考えております。

 ーーーちょっと前科がある人はと、採用に躊躇される企業も多いのが実情ですが。

 確かに企業として、リスクはあるから避けられる会社がほとんどでしょう。でも私も昔は、色々とやんちゃをして警察にはよくお世話になり、両親にも迷惑や心配をかけてきました。弊社の従業員も昔は窃盗・傷害・暴走危険行為等の事件を起こし、鑑別所や少年院を経験した者もいます。職親プロジェクトの参加企業になるにあたり従業員と会議を重ね、今度は、私たちが支える側になってみようと皆で決意しました。

河内長野は、安全で安心な街として、上位にランクされています。文化財もあり、自然豊かで緑の多い、空気の澄んだ町なので、犯罪が増えないように、僕らもしっかりと目を光らせて行きたいと思っております。元受刑者を雇用して、河内長野の魅力を本当にわかってもらい、私たちの住んでいる河内長野に、住んで頂きたいと考えています。

ーーー少年院や刑務所にいる方へのメッセージは。

 人は、独りでは生きて行けません。成功もあれば失敗もあるし、その失敗した中で、どう自分の考え方や生き方を変えて行くかによって、周りの人からも信頼され、人生の新たな道が切り開かれると思います。その成長していく過程で、どれだけ嫌なことがあっても本当に辛抱してやれば、絶対にいい結果に繋がると思います。私の好きな座右の銘、一日一生というのは、一日は一生の短縮であり、一生は一日の積み重ねである。もう一つは、花よりも花を咲かせる土になれ。だから元受刑者を雇っていく上で、私はその土台造りとして元受刑者の後押しをしてあげたい。私たちと共に一生懸命思い切り全力で仕事をして、全力で遊ぼう。共に人生を楽しもう。これが私の想いですね。

 ーーーどんな人を雇用したいですか。

 向上心がある人が良いですね。結局何がしたいのか、目的は何なのか。自分がどう変わりたいかを聞いてみたいですね。一番大事なことだと思います。それから座右の銘も聞いておきたいです。仲良くお互いがプラスになれるようにと考えます。今後出て来られる方の本当の気持ち、腹づもり、どういう方向性を考えているのかを、一番知りたいです。

 ーーーこれからのビジョンは。

 元受刑者をどんどん受け入れて、私をはじめ従業員と共にスキルアップし、成長して行く。そして株式会社慶の従業員として、人として、世間に誇れる人間を育て、率先して社会貢献をして参りたいと思っております。

《会社データ》
 ▽本社・大阪府河内長野市菊水町8-3 ▽設立・平成22年7月23日 ▽総合解体業、建造物解体工事・斫り工事、土木工事、舗装工事。

 

 

 

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