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セントラルポイント株式会社 西尾 賢司 代表取締役

セントラルポイント株式会社 西尾 賢司 代表取締役

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新たに、職親プロジェクトに加わったセントラルポイント株式会社は、介護サービス事業を中心に、デイサービス3店舗や、障害を持った子どもから高校生までを預かる放課後等デイサービスを行っています。「相手の心を読み取りながら仕事をするのが我々の仕事」と話される 西尾 賢司 代表取締役 に熱い想いをお聞きしました。今年度は、2~4人の採用を予定しています。 

(インタビュー2016年6月16日・大阪府摂津市)

一一一この職親プロジェクトに参加された経緯は。

 渡嘉敷 奈緒美 厚生労働副大臣の後援会活動をさせていただいていて、その中で中井社長(千房)と渡嘉敷 副大臣が懇意にされているということで、青年部の打ち上げに中井社長がお見えになって、職親プロジェクトについて30分間ほど話されました。その後、2回目に同じ話を聞かせてもらった時に、いい話やなと思ったんです。

2年ぐらい前に地元のロータリークラブに入り、そこで職業奉仕の担当委員長として活動させていただくことになりました。ロータリーのメンバーに何か持ち帰ってもらう事業はないだろうか?と思った時に、この職親プロジェクトが浮かんできて、プロジェクトを知っていただきたいという思いから始まったんです。

一一一どんな事業をされているんでしょうか。

 私どもは介護サービスと物流関連事業をさせていただいています。主にデイサービスの運営を3店舗と、放課後等デイサービス(障害を持った子どもから高校生までを預かるサービス)。次に就労支援という形で、障害を持った人たちへのお仕事の提供、職場の提供です。放課後等デイサービスを利用され、その後卒業される子どもたちに、仕事をつくってあげることができないか?との思いから始めた就労支援事業です。物流加工の仕事もしているのでそこからも仕事の提供ができると思います。

一一一具体的な仕事内容は。

 車の免許をお持ちだったら送迎サービス。機能訓練士が高齢者運動支援プログラムを組みますので、そのプログラムのもと、運動支援の応援として取り組んでいただいたり、同性介助が求められている中、入浴介助など男性は男性が、女性は女性が介助して頂く、そうしたことからも、男女共にスタッフが不足してるんです。オムツを替えたりとか、トイレの介助など一般的な介護サービスの他に、パソコン入力、請求業務、人材管理など幅広い分野で活躍していただきたいと思っています。

一一一元受刑者へのメンタル面での配慮は。

 我々の業界自体が、社会的弱者を相手に事業を行っていますので、健常者相手の商売ではないんです。元々そういう心の持ち方を持ってるメンバーが多いものですから、職親プロジェクトについても、一緒に育てていこうとの気持ちになってもらえます。先ず不安要素を払拭してもらうことから始めようと思います。私も職親プロジェクトで、社会に出て不安に思うことを先ず作文にしてくださいとお伝えしておりますので。本人に包み隠さず先ず話してもらって、その上で我々職員と共に、配慮しながら取り組んでいけたらと思っています。どうしても健常者相手の商売やったら、一度言うたら言ったでしょ!になるんですけどね。利用者さんには認知症を患ってる方もたくさんいらっしゃいますし。障害で自閉症の方もたくさんいらっしゃいますし、相手の心を読み取りながら仕事をするのが我々の仕事なので、そういった意味では、元受刑者の出処進退のことも含めて、受けとめて、一緒に活躍してくれるようにしていけると考えています。

一一一今いる職員の皆さんも、協力していこうという土壌ができつつある。

西尾:そうですね、ちゃんと半年なり、1年なり勤めていただけた時にね、皆も気持ちが伝わったんやなと喜んでもらえると思うので。そういう社内風土ができればいいかなと思いますね。

一一一どんな人を採用したいですか。

西尾:何か1つでも社会の役に立ちたいと、そういう意識でもってチャレンジしてくれる方に来ていただきたいと思います。社会に出てきた時に自分が必要とされているんだ、というところの場所があるのと、無いのとって...全然違うと思いますので。うちの仕事っていうのは、利用者さんからも「ありがとう」と言ってもらえる仕事なんで、心の優しいそしてやってみたい!という方に来ていただけたらいいかなと思いますね。

一一一利用者とのトラブル、この仕事の難しさは。

西尾:認知症の方をお世話するって、同じことの繰り返しなんです。

デイサービスで、「トイレ!」っていう声が、同じ利用者さんから、5分おきに言われるんですね。「さっき行きましたよね?」と聞いても「漏れる!トイレ!漏れる!トイレ!」ってずっと言われるわけですよ。この対処ってね、普通じゃなかなかできないですよ。そういう中でやっぱりイライラも募ってくるし、「さっき行ったやんか!」とか言うてしまいそうになります、それでも連れていきます。やっぱり出ないです。で、席に戻ります。5分後にまたトイレ言われます、とかね。そういう方もいらっしゃるので。

デイサービスの在り方って、この人は受け入れられませんって断ってしまったら、この人の家族は毎日この人のお世話をせなあかんねんぞ!と、家族さんはホッとするとこがないやないかと。うちに来てもらうことで、1日でもホッとしてもらう、リフレッシュしてもらう、そうすると、おばあちゃん、おじいちゃんが家に帰ってきた時に、おかえりって言ってあげられる。そういう場所を提供するのが我々のサービスの仕事なんだよ、ということを、職員に強く言ってます。

一一一元受刑者の受け入れは、年内にどれぐらいの人数をお考えですか。

 購入したビルの5階がちょうど住居になってましてね。今4部屋空いてますので、先ず2名を採用して、軌道に乗れば4名に住居も含めて提供する予定です。

《会社データ》
 ▽本社・大阪府摂津市鳥飼下3丁目5-14
 ▽設立・平成20年9月26日▽介護事業 デイサービス運営、流通加工業・倉庫業・流通加工コンサルタント事業、飲食物販売業、業廃棄物及び一般廃棄物処理業 その他。

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