ある出所者と雇った七つの物語 - 灯りのようなものが、たしかに
STORY
「分断」を越え、⼈と⼈が再び出会う瞬間を描く
WEB ドキュメンタリーシリーズ
灯りのようなものが、たしかに
−ある出所者と雇った⼈たちの七つの物語−
飲⾷店、⾷品⼯場、⼦供⾷堂、塗装業…。⼈⼿不⾜に悩む仕事の現場で
雇い主と共に働き始めた、社会に居場所を失っていた出所者たち。
⼤阪、福岡、岡⼭、熊本。
⽇本各地を旅し、出会った
他者とともに⽣き始めた⼈々の光を⾒つめた、7つの魂の⾵景。
第一話配信:12月1日
⼤阪の焼⾁店で
31歳の泉さん(仮名)は、窃盗で逮捕時に働いていた
大阪の焼肉店に、経営者の思いから、
出所後、再び雇用された。
第二話配信:12月15日
福岡の食品工場で
45歳の川口さん(仮名)は、特殊詐欺の「かけ子」の罪で2年間の受刑後、
障害を抱えているのではと、福岡の福祉事業所に紹介されてきた。
弁当工場で食品を詰め込む手に愛情があり、笑顔が特徴的な彼女。
誰もが、なぜ犯罪を犯したのかと疑問に思う。
第三話配信:12月29日
博多の⽔産加⼯会社で
博多港の外れにある老舗の水産加工会社。 人手不足で閉鎖の危機にあった工場で
覚醒剤で服役した45歳の桐生さん(仮名)は、
障害者たちとともに高齢化した職人たちを支えている。
COLLABORATION
写真家・岡⽥敦(おかだ・あつし)
写真家の岡⽥敦さんに、撮影チームへの参加を依頼。
⽇本各地を⼀緒に旅し、出所者の⽅々の写真撮影をしていただいた。
1979 年北海道⽣まれ、東京在住。⼤阪芸術⼤学在学中の 2002 年に富⼠フォトサロン新⼈賞を受賞。
2008 年に東京⼯芸⼤学⼤学院で芸術学の博⼠号を取得。
同年⽇本の写真界で最も権威ある賞の⼀つとされる⽊村伊兵衛写真賞を受賞するなど早くからその才能が注⽬されていた。
2014 年に北海道⽂化奨励賞、2017 年に東川賞特別作家賞、2024 年に JRA 賞⾺事⽂化賞を受賞。
初期作品から⼀貫して被写体の命と向き合い、芸術における普遍的な問いの答えを独⾃の視点と美意識によって作品として描き出している。
近著に『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』(インプレス/2023 年)、『ユルリ島の⾺』(⻘幻舎/2025 年)などがある。
DIRECTOR’S PROFILE
北海道⽂化放送後藤⼀也(ごとう かずや)
報道記者を経て、ドキュメンタリー、ドラマ、映画制作に携わる。
知的障害がある出所者が無縁社会の果てに犯した殺⼈事件の背景に迫った『ある出所者の軌跡〜浅草レッサーパンダ事件の深層』
(2005)などの TV ドキュメンタリー作品で、⽇本⺠間放送連盟賞最優秀賞、ギャラクシー賞選奨、放送⽂化基⾦賞、「地⽅の時代」映像祭優秀賞ほか、多数受賞。
北海道⼤学公共政策⼤学院⾮常勤講師として、分断を克服して対話を促すメディア、ドキュメンタリーについて教えている。
ドラマは『バッケンレコードを超えて』(2013、⽐嘉愛未主演)監督。
『乃⽊坂 46 橋本奈々未の恋する⽂学』(2016) 監督・プロデュース、アジア旅映画テレビ映像祭(中国テレビ芸術家協会主催)最優秀賞。
映画『ぼくのお⽇さま』(奥⼭⼤史監督、2024 年)では北海道ロケのコーディネート担当。

ある出所者の軌跡〜浅草レッサーパンダ事件の深層
(2005 北海道⽂化放送)
CREATIVE TEAM
監督・プロデュース:後藤⼀也(北海道⽂化放送)
撮影:三⼾史雄(MASTER SHOT)
写真:岡⽥敦
⾳楽:阿南亮⼦
編集:吉岡優
MA:梅原浩介
タイトル:佐藤史恵
共同制作:⽇本財団
制作著作:UHB 北海道⽂化放送
UHB 北海道⽂化放送特設サイトへ
⽇本財団では 2013 年 2 ⽉から、官⺠が連携し、
出所者に就労や住居、仲間づくりの機会を提供し、
更⽣と社会復帰で再犯率低下を⽬指す
「⽇本財団職親プロジェクト」を⾏っています。
詳しくはホームページをご覧ください。
⽇本財団職親プロジェクト